はじめての信用取引。

信用取引をはじめるに当たって心がけておくべき点

信用取引は株取引の幅を大きく広げてくれる有用性の高い取引手法です。資金の3倍程度の取引を行える、売りから始めることができるといった点を筆頭に、その有効的な活用方法は多岐に及びます。では、この信用取引をはじめて行うに当たって注意しておくべき点とは何でしょうか?
はじめて信用取引を行うに当たり、証券会社の約款やHow To本などで口酸っぱく言われているのが「十分な委託証拠金を口座に差し入れておく」ということです。しかし実際はよほど無謀な取引をしない限り、損失が出ても委託証拠金を割り込んで追証が発生するということは無いので、これははじめて信用取引するに当たっては、さほど心配する必要はありません。
むしろ信用取引は利益と同じように損失も数倍に膨らむ可能性があることから、自分なりの厳しい取引ルールを儲けることと、その基となるテクニカルデータを揃えておくことが重要です。利益を出す十分な採算性も無いのに、信用取引をはじめることは絶対にやめなければなりません。

意外に高い「売りからはじめる」というハードル

「売りからもはじめられるから、株価の下落局面でも儲けることができる」と信用取引をはじめる人も多いことでしょう。しかし、よほど割り切った人でもない限り、株取引において売りエントリーするという行為に対する心理的なハードルは想像以上に高いものです。場合によっては、はじめて株の現物取引を行う以上に、注文の際に手が止まってしまうことがあります。
信用取引は損失額も拡大する可能性があるため、現物取引よりも注文において高い機動性が要求されます。しかしそこに心理的なハードルがあると、その機動性が失われてしまいます。これを防止する上でも、最初に訓練と思って売り注文を出して慣れておくようにしておきましょう。多少損はするかもしれませんが、損切をしっかりと行い、失った資金は信用取引に慣れるための授業料だと思えば、その後来るであろう本番エントリーに対するモチベーションに変えることもできます。